2017年12月16日 (土)

「殿もお覚悟なさってください」直言する宗川茂弘と一族(福島県)

 あまり知られてない人物を好んで紹介しているが、幕末明治なら薩長土肥の藩閥出身でなかったり、敗者の側だと埋もれてしまいがちである。会津人はその最たるものだろう。  柴五郎を知って会津贔屓になったが、会津藩士、宗川茂弘(勇之進)と一族もすばらしい。茂弘は会津藩儒者、会津藩主松平八代・九代二君の侍講、明治期に札幌資生館長とあるが、資生館が分からない。それを調べるうち、あらためて当時の会津人の困難が思い...

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2017年12月 9日 (土)

西南戦争の激戦地、歴史息づく 人吉  (熊本県)  

 前に、東北から徴兵されて九州へ―― 岩手県紫波郡から西南戦争に出征し、戦病没した兵士の数をとりあげたが、地元の士族らも戦った。ただし熊本士族は賊軍とされた西郷軍に参加した。 写真: 籠城準備中の熊本城     『西南戦争アルバム』  西南戦争120周年・熊本城顕彰会70周年記念  財団法人 熊本城顕彰会   平成9.9.21   ――― このたび賊徒(西郷軍または薩摩軍)に応ぜしものは、民権党と...

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2017年12月 2日 (土)

千葉医学専門学校校長、荻生録造(千葉県、静岡県)

 市川市に知人がいる「市川って千葉県?東京?」どっちだっけと迷うほど近い千葉県。でも観光地の銚子や館山はちょっと遠い千葉県。いずれにしても筆者には近しい県である。とくに海水浴や潮干狩りでもおなじみの海がいい。  九十九里で眺める見渡す限りの大海原、太平洋はすばらしい。かと思えば、富津岬から眺める東京湾(江戸湾)がいい。遠く三浦半島に目をやれば、黒船が煙を吐いて進入してくるのが目に浮かぶ。  でも今...

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2017年11月25日 (土)

岩手県と西南役・日清役・雪中行軍・日露役・河内艦遭難

 抽出を整理していたらJRの旅案内がでてきた。    「冬の三陸で震災を学び冬の幸を満喫 ―― つながったレールのその先へ 三陸のあの日と今に学ぶ旅 」  東日本大震災から丸7年、なのに未だ困難さなかの人が少なくない。何の役にもたってないのに何だけど、復興が遅いのは「日本」が衰えてるからだろうか。明日はわが身ということもある。この先、どうなるんだろう。 でもまあ杞憂にすぎないことを願い、近い昔をふ...

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2017年11月18日 (土)

バリ人のためインドネシア独立のために、三浦襄 (宮城県)

 空気が乾いて富士山がきれいに見える。寒いのはいやでも家並みの向こう、ビルの谷間に富士山が見えると気分がいい。富士は遠くも近くも、汽車の窓から見ても姿がいい。各地の「○○富士」も頷ける。海外にも日本人が名付けた○○富士あるかな。たとえば、インドネシアとか。  だいぶ前にバリ島へ旅行した時、インドネシアの人々に慕われた日本人、三浦襄を知った。でも、手許の人名辞典になく書籍も見当たらず、ちょこっとだけ...

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2017年11月11日 (土)

“わかやま歴史物語・希望を紡ぐ” (和歌山県)

 この秋、表題のオープン講座があった。伝記執筆中の主人公が和歌山出身なのと、「エルトールル号」や熊楠に興味があり参加した。いろいろな角度から和歌山を展開してみせてくれた。パンフレッの美景の数々に講座で知った歴史を重ねると余韻が感じられる。いつか行ってみたい。せっかくなので、ちょっと紹介。  5回講座の最終日。早稲田キャンパス内のイチョウ並木の足元、銀杏がたくさん散らばっていた。友だちと一緒なら拾い...

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2017年11月 4日 (土)

黄熱病の研究・細菌学者、野口英世(福島県)

 2017年秋、国立公文書館・外交関係樹立150周年<日本とデンマーク――文書でたどる交流の歴史>展をみてきた。展示は彩り豊富で見甲斐があった。  日本・デンマーク修好通商航海条約締結まで―――公文書館ならではの文書から歴史がかいま見られる。海底ケーブル敷設・酪農事業等など感心したが、なかでも、アンデルセン童話の翻訳初版本がたのしい。  日本で初めて出版されたアンデルセン童話『諷世奇談 王様の新衣...

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2017年10月28日 (土)

第六師団の街だった熊本(熊本県)

 昨年の新聞記事:[熊本城の大将健在]熊本城の別名、銀杏(ぎんなん)城の由来となった加藤清正が植えたというオオイチョウ、高さ約21メートルが見ごろを迎えた。でも城内は一連の地震で被害を受け一部を除き立ち入り禁止、一般の観光客は見学できない(2016.12.13毎日)。  熊本城の復興には時がかかりそうだが、雄々しい姿が再現されるのはまちがいない。その熊本城、これまで焼かれたり軍隊の駐屯地になるなど...

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2017年10月21日 (土)

「新聞は天下の公器」気骨の新聞人、後藤清郎(岩手県)

 雨の日、風の日、これからは雪の日だって届けられる新聞はありがたい。ところが近年、新聞をとらない家、読まない人がふえているようで残念、勿体ない。日々の愛読紙とは別に旅先で読む地方紙もまた旅の楽しみを増すし、どこに行っても新聞があるといい。  『岩手の先人100人』で<反権力貫いた気骨の新聞人、後藤清郎>を読み、当たり前のようにある新聞の大切さ、発行し続ける大変さに改めて思い至った。新聞には不偏不党...

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2017年10月14日 (土)

武道女子、ナギナタ師範・園部秀雄(宮城県)

 ブログ記事。誰にしようか迷うと県史や地域史を見るが、そこに人物史があるといい。無名でも優れた人物に出会え、識るとうれしい。ところで、そうした人物編は男子がほとんどだが気にしたことがなかった。ところが、『宮城縣史29・人名編』の男性編・女性編、男子に劣らず女子も多く登場し、女性編にも多くの頁を割いていて珍しい。  それで、男子は外で活躍、女子は内を守るという風が今でもあり、自分も専業主婦で満足して...

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«英国公使館員アーネスト・サトウが信頼する会津藩士・野口富蔵(福島県)