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2009年9月

2009年9月30日 (水)

本ほんご本: 時勢は妙なもの、東北から大臣

  
 今、地球温暖化は差し迫った大問題である。鳩山首相は温室効果ガス排出量を20年までに90年比で25%削減すると世界に公言「日本人の科学技術力を信じている」と達成の自信をしめした。
 孫の世代が大人になったときのことを考えると大いに賛成である。しかし経済界などの反発もあるようでどうやって実施していくのか。また国政の運営は前政権とどう違うのか、日本中が見守っている。もしかしたら世界も。

 ところで平成の政権交代は半世紀ぶりやっとという感じだが、過去をふりかえると政権たらい回しの時代があった。日露戦争をはさんで大正のはじめ頃までである。「時勢はみょうなもの」続きをごらんください。

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2009年9月26日 (土)

本ほんご本: 日本語でよめる世界の教科書

 秋分の日、上野公園に行きました。奏楽堂バロック・シリーズ演奏会、アンコールは明治期の御雇外国人ドイツ教師の手になる曲が演奏されました。明治のはじめ様々な分野で御雇外国人を招いて西欧に追いつき追い越せとがんばり、今や日本は経済大国です。
 2009年9月、チェンジした政権の鳩山首相がアメリカで外交デビューを果たし、国連での英語で演説するなど世界の国々と近いです。

 ところで鎖国日本が開国するとたちまち西欧列強が押しよせ翻弄されるも、先人は密出国してでも分捕りされた清国の現状を見、日本が亡国とならないよう困難をのりこえました。
 それからの日本はアジアの国々が手本としたいと思うほどに発展を遂げ今に至ります。しかし当時の日本は“脱亜入欧”アジアより西欧の仲間入りを望んだので、必ずしもお隣の国々との関係はよくはなかったです。

 そして21世紀の日本はアジアの一員という意識を持つ人が多くなり、お互いの文化にも関心が強まっています。でも、ぎくしゃくする面があるのも否めない。それは何故か。

 明治以降の歴史をふりかえると判ります。たとえば日清戦争を中国や韓国はどのように受け止めたのか、それぞれの教科書を読むと・・・落差に愕然とします。日本非難の激しい記述にページを伏せたくなることも。それでも..

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2009年9月22日 (火)

本ほんご本: 『ヤング・ジャパン――横浜と江戸』

 今年は横浜開港150周年」港横浜ではいろいろな記念事業があり、お出かけになった人も多いでしょう。自分もおなじみ馬車道日本大通り周辺の歴史的建造物、ガス灯発祥の地、山下公園(フランス波止場跡)、氷川丸などなど見学してきました。
 もちろんペリー来航時の横浜村の面影や資料を収集展示してある横浜開港資料館神奈川県立歴史博物館(旧横浜正金銀行)も短い時間でしたが見学しました。

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 図は神奈川県立歴史博物館。屋上のドームは円形に見えますがドームの中に入ると八角形と分かります。
 この建物は、貿易通貨(正金)の供給流通を促進する機関として1880(明治13年)開業し、その後明治32~37年にかけてネオ・バロック様式の壮麗な正金銀行本店として建設されました。
 関東大震災にも耐え今に明治の面影を伝えています。

 正金銀行の営業の一端を見るに、たとえば陸軍中佐・柴五郎カリブ海のアメリカとスペイン米西戦争観戦武官としてアメリカに出張したおり、ニューヨークの横浜正金銀行支店から費用を受取ってワシントンに赴き活動をはじめている。

Photo_9  開国すると外国人がすぐ来日したが横浜居留地ではどのように生活し、江戸を往復し何を見、何を感じたでしょうか。イギリスの新聞記者の『ヤング・ジャパン(横浜と江戸)』という記録があります。興味のある方は、だいぶ前に書いた古いお勧めで恐縮ですが読んでみてください。
 

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2009年9月19日 (土)

本ほんご本: 谷干城

  過日の選挙で政権交代がなり鳩山政権が誕生しテレビには大臣の引継、交替の映像が多く流れた。新聞には「脱官僚」へ追い風、厚労省「天下り凍結」、「霞ヶ関洗う公約の波」といった見出しがおどる。ほんとうに“政治が変わり、日本が変わる”のか。期待と不安が相半ば、見守っている。

 昨年のアメリカに端を発した金融ショックから景気が交替したままどこも青息吐息。地価ばかりか人の気持ちも落ち込んでいる。せめて、天下り、行政の無駄を省いて子どもたちがお金の心配をせずに授業を受けられるようにしてと願う。

 税金の使い道がガラス張りではないから、驚くようなお役所の無駄が明かになることがある。悲しいことにこの現実は今も昔も変わらず、明治の昔から行政改革を主張する人物がいた。西南戦争において西郷軍に包囲された熊本城を守り抜いた将軍、谷干城その人である。

Photo_7  谷は子爵で陸軍軍人でありながら、「農民のために減税」「行政整理」「政費節減」を本気で叫び続けた。清廉潔白の人、谷干城に興味をもたれたら続きをどうぞ。 

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2009年9月16日 (水)

本ほんご本: 『十二番目の天使』

 2009.9.13 アメリカ大リーグ・マリナーズのイチロー選手が9年連続200安打を達成した。メジャー新記録である。その瞬間をテレビ中継で楽しんだ人も多い。私もその一人。
 テレビスポーツ観戦の楽しみは生中継である。それを見なくてもニュースで繰り返されるが、その瞬間に立ち会うと現場でなく画面の向こうでもうれしい。

 わが家は野茂英雄投手がメジャーリーグに行ったとき、野茂を見たくてNHK・BS放送を申し込んだ。今、野茂がいなくなってさびしいが、次々と日本人メジャーリーガー誕生で枚挙に暇がない。今は松井秀喜選手を応援している。余分なことを言わず黙々と野球に励む姿は男らしい。

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 そんな彼らも野球少年の時代があった筈、プロになれる少年は子どもの時から上手だったでしょう。でもたいていの少年は練習についていくだけで大変。アメリカ少年野球チームエンゼルスの12番目の少年ティモシーはちっちゃいし、フライも満足にとれないし、それはそれは大変。そんなティモシー君の

 

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2009年9月13日 (日)

カルチャーおばさんも福島安正も窓側

コネタマ参加中: 学校の座席。マイ・ベスト・ポジション!を教えて

 近ごろは各種講座があちこちで開かれ、カルチャーおばさんはけっこう忙しい。講座の場所は公民館から大学までいろいろ、どこ教室でも“窓側、前方の席”がベストポジション。
 還暦をとっくに過ぎて目も悪く耳も遠くなったので、黒板の字がよく見え、講師の話が聞こえるように前の方に座る。
 このごろはなんの講座でも中高年の男性もふえ受講生が多いから広い教室でマイクが使われることも。大学の階段教室など前から埋まっていき、勢い先生も熱心になる。試験がないから席に着くのは楽しいし、脳みそが若返る。

Photo_5  ところで江戸末期に生まれ明治維新を経験した若者の勉強ぶりは?
時代が変わって食う

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2009年9月11日 (金)

自家製パンは匂いもごちそう

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コネタマ参加中: あなたが一番好きなパンは?

 孫のいる年でもお友だちとおしゃべりは楽しい。たまには少しおしゃれして、パンのおいしいレストランで気取ってお食事します。でも、わが家で気さくなおしゃべりタイムはもっと楽しいです。
 友達がくる日は約束の時間に合わせてパンを焼きます。そうすると玄関に入る前から香ばしい匂いがして、食べないうちから美味しい予感。そうなればしめたもの、少々焼きすぎでも不揃いでもおいしいと言ってくれます。
 こちらもニコニコ顔をみると張り合いがでて、またどうぞとなります。今日はロールケーキも焼いたのでパンはバタロールにしました。
 写真はオーブンから取り出す前のバターロール、せめて匂いだけでもお届けできればなあ。

 ところでこの“けやきのブログ”は「本ほんご本」、本のこと明治大正の話が多いです。“パン”を明治から引っぱり出すと、続きは以下です。

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2009年9月10日 (木)

本ほんご本ご本:古本を買いました、でも

コネタマ参加中: あなたの「ちょっとしたぜいたく」って何?

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 伝記を書こうと調べ物をしていてしばらく前に古本を買いました。
 今や古本も100円で買える時代です。先日は立派な漢和辞典を105円で買い、辞典を作る苦労を察して涙が・・・は大げさですが、これでいいのだろうか。でも物によっては元値より高い。まして明治の本となれば新刊が何冊も買える値段がついている。

 資料集めをしている明治のベストセラー作家で国会議員の東海散士柴四朗の足跡を知るためには、一冊くらい当時発行された著作を手に入れたいと思いました。
 幸い毎月送られてくる「古本カタログ」に散士の著書がいつも載っています。でも和本『佳人之奇遇』は全16巻でちょっと手が出ない、それと復刻版を買ったしと見送ったところ、同じ作者の和本『東洋之佳人』がのっていました。写真の本で明治21年1月の発刊で自分としては思い切って買いました。

 ところで今はネットの時代、図書もその恩恵をこうむっています。国会図書館に近代デジタルライブラリーというのがあって、著作権がきれた本を見ることができます。表紙から目次はもちろん中味検索だってできます。おかげで明治大正の本を居ながらにしてたくさん閲覧できました。
 ある日、何となく『東洋之佳人』をみるともちろんパソコンでタダで見られます。折角買ったのにとちょっとがっかり、それで「手触りは画面からはわからないからいいんだ」と自分に言い聞かせました。
 それで『東洋之佳人』ってどんな本かは続きをごらんください。

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2009年9月 7日 (月)

本ほんご本: 原敬・宮島誠一郎・南方熊楠

 会津人柴兄弟の資料集め中、同時代人の日記には助けられました。ただし“日記はありのままを綴っている”と思いこまないように気をつけました。どうもそうではない日記もありそうなのです。
 たとえば、原敬日記が世に出て

「明治の末ごろの桂園時代―――桂太郎西園寺公望が交替で組閣し政権たらい回し」の経緯がわかったといわれるが、原はメモをとり、見られることを前提に書いたらしい。
 *ちなみに原は爵位勲章の制度に反対で授爵を断り、無爵なので平民宰相とよばれたが、歴代首相のなかで西園寺をのぞいて家柄はもっとも高かった。

 『明治の兄弟 柴太一郎、東海散士柴四朗、柴五郎』でとりあげた日記、原敬のほかに宮島誠一郎南方熊楠のはどの類だろう。彼らが柴兄弟それぞれと関わった日の記述を見てみよう。

 まずは幕末の京都、米沢藩士・宮島誠一郎と会津藩士・柴太一郎の出会いを「明治の兄弟」第2章「八月十八日の政変と柴太一郎」から
 会津藩公用方(外交役)柴太一郎の京都の住いは三本木にあって、秋月悌次郎(韋

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2009年9月 4日 (金)

本ほんご本: 鳩山和夫 ・ 柳谷謙太郎 ・ 尾崎行雄

2009年8月の衆院選は民主党大勝利に終わった。選挙は終わったがこれからが始まりだ。日本は変わるのだろうか? ふつうのおばさんでも気になる。
 還暦をすぎた自分の子供時代をふりかえり、小学生の孫の行く末を考えると“時代がとぶように変化している”のを感じる。どうかいつの時代も「真面目に働く者がちゃんと生きていける、どの子も教育を受けられる」世の中であってほしい。

 鳩山由紀夫氏が次期首相に決まり、祖父の鳩山一郎元首相の名が上がっているが、ここでは曾祖父の鳩山和夫『明治の兄弟 柴太一郎、東海散士柴四朗、柴五郎』から抜粋してみたい。

 戊辰戦争で敗れ賊軍となった会津藩士のかなり人数が今度は政府側の兵士として、1877(明治10)年の西南戦争に出征する。わが柴四朗も元会津藩家老の山川中佐の別働隊の臨時将校として熊本に出征した。
 四朗はそこで熊本城を死守した谷干城将軍と再会し、その縁からアメリカ留学のつてを得た。
 1879(明治12)年渡米した四朗はハーバード大学、のちペンシルバニア大学で勉学に励んだ。援助があったとはいえ楽な留学生活ではないから、日本の雑誌や新聞にアメリカの近況などを送稿し足しにしていたらしい。その一にサンフランシスコ近況があり、そこに鳩山和夫が登場している。

 四朗と鳩山はサンフランシスコで顔を合わせて12年後、千島艦事件のさいには国会に上奏案を提出している。のち鳩山は衆議院議長となる。
 二人ともに長く国会議員として活躍するが、その間の政党の動きはついたり離れたり、新たに創設したりとめまぐるしい。それは今も同じようだけど、明治人のほうが
“日本国に対する愛着が強かった”そう考えるのは贔屓?
以下の断片だけで判断するのは無理かな。

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