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2017年4月22日 (土)

五色筆(仙台御筆)ほか仙台名物 (宮城県) 

   栗原市と登米市を結んだ鉄道―――2007年の廃止まで「くりでん」の愛称で親しまれた旧くりはら田園鉄道の約90年の歴史を伝える「くりでんミュージアム」
 このミュージアムは、「地域の宝」と保存を訴えた研究者ら2人は岩手・宮城内陸地震(2008年)の犠牲になり、東日本大震災(2011)では客車庫などが損傷。苦難を乗り越え、栗原市が建設した。                     (毎日新聞2017.4.2雑記帳)

 2017平成29年の今年は、伊達政宗公の生誕から450年の記念の年にあたるとか。宮城県内をはじめとした各地で生誕450年にちなんだイベント等が開催されている。もうすぐ5月の連休、おそらく仙台も観光客や親子連れで賑わうでしょう。

 宮城県中央部の仙台、この東北一の大都市の起原は1602慶長7年、伊達政宗が県北西部玉造郡の岩出山から城を移し、無人の荒野に62万石の城下町を建設したのにはじまる。仙台城青葉城と呼ばれ、青葉山丘陵の先端、広瀬川に望んで、要害の地にあった。政宗を祭る青葉神社の祭礼には、古式にのっとった武者行列がでる(平凡社『世界大百科事典』田辺健一)

     『五色筆』 (岡本綺堂1917商人社)
 宮城県は美味しいものがたくさんあって景色がよいイメージ、それに加えて江戸の昔からの手仕事が暮らしを豊にしている。岡本綺堂の「仙台五色筆」で仙台御筆を知り仙台名物に興味をもったが、綺堂は御筆には触れず、人や物を五色(五つ)に書き分けている。
 ..三人の墓(伊達政宗・林子平・支倉六右衛門)、 2.三人の女(将門の娘・紅蓮尼・仙台萩の政岡)、 3.塩釜神社の神楽、 4.孔雀丸の船歌(「鎧口説き」)、 5.金華山の一夜

 ♪鎧口説き―――やら目出たやな、初春の好きひおどし(緋縅)の着長は、えい、小桜をどしとなりにける・・・・・・ 政宗公が愛した唱の続きを知りたい人は、岡本綺堂の『五色筆』をどうぞ。 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/956425/9?viewMode=

     仙台御筆 http://tetotetote-sendai.jp/sendaiofude/index.html
仙台御筆は、伊達政宗公が京都から筆師を呼んで下級藩士に筆づくりを習わせたのが始まり。慶長のころ小村又兵衛が御用筆師として召し抱えられたと伝わる。その後、三百人町や連坊小路(仙台市若林区)を中心に筆づくりが盛んになり、評判は江戸や大阪・京都へと広がった。宮城野萩を軸とする“萩筆”をはじめ、明治以降にはハギ・マツ・ススキ・ヨシ・タデを軸とした5本1組の“五色筆”なども人気を博した。
 工程は、ひとりの職人が一貫してすべての作業を担う。良質の原毛を使い弾力があって墨持ちがよく、丈夫で長年にわたって愛用できるのが特徴。昭和初期には100軒ほどの工房があったが、現在では「大友毛筆店」を残すのみとなった。創業時と同じ三百人町で、ただ一人となった筆師が伝統の技を守り、筆づくりを続けている。

 以下、仙台○○を紹介 (宮城県 https://www.pref.miyagi.jp/soshiki/shinsan/15hude.html )

          仙台箪笥
 江戸末期から製造されはじめ,明治大正にかけて現在の仙台箪笥が定着したといわれる。4尺箪笥が原型で木地は欅を主体とし木地呂塗りで仕上げ、牡丹や唐獅子などの文様の手打ち金具で装飾。堅牢で重厚な箪笥で「指物・漆塗り・金具」の熟練した職人技によって生み出される。

 <石澤塗工店:仙台箪笥作りは一時休業状態>
        (東日本大震災における仙台市の商店・事務所の支援活動事例集2014.3.31仙台市市民局市民協働推進課)
  私は父(實)と二人で家業である仙台箪笥づくりの作業の最中に被災しました。電気、ガスは止まりましたが、水道が断水することはありませんでした。自宅建物と家族の安全を確認すると、若林消防団連坊分団員である私は、詰所のある連坊コミュニティセンターに駆け
付けました。震度5弱以上の場合は、自動的に出動命令が下される規定でしたので、迷うことなく行動に移ることができました。他の24名の消防団員も次々に駆けつけ、分担して管内の見回りとお年寄りの避難誘導を始め、避難所にも水を配るなどしました。

      仙台釣竿
 仙台釣竿は藩祖・伊達政宗公も鮎釣に愛用したと伝えられる。宮城県内産の真竹・高野竹などを材料とし、細身の竿は古竹、太い竿は若竹を用い、200もある工程と2~3ヵ月を要して作られる継ぎ竿の名品。一本の竹のように平均して力がかかるように工夫され強さと美しさを兼ね備えた逸品。

     仙台堆朱(*ついしゅ)
 明治時代末期に宮城刑務所に招かれた新潟県村上堆朱の工人・川崎栄之丞によって技術が普及さ、耐熱・耐水性に優れた現在の仙台堆朱の基礎が確立された。木地の彫刻を能率化するために開発された、型押による工法が仙台堆朱の特徴。
       堆朱(*ついしゅ): 漆器の一種。朱うるしを厚く塗り重ねて山水・花鳥・人物などを浮き彫りにしたもの。盆・香盒(こうごう)・印籠などの工芸品に用いる。

      仙台平
 江戸の貞享・元禄の頃に藩が御用織物師を召し抱え、袴・法被・能装束などを織らせたのが始まり。仙台平は著名な高級絹織物で、縦に柔らかく横に張りがあり耐久性に富み、晴れの舞台や芸道に精通する方面で高い評価を得ている。

     仙台張子
 仙台張子は天保年間ころ、仙台藩士・松川豊之進によって創始されたと伝わる。主流である松川だるまは、着色と表情が統一された絢爛たる工芸品で縁起物として親しまれている。ほかに黒面や張子玩具などがある。

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