『明治大正人物列伝Ⅲ』

Photo_20230322140501 『明治大正人物列伝Ⅲ』
                     中井けやき著 幻冬舎 ¥1430

 けやきのブログⅡ(2021.1~2021.12.25)記事52項を書籍にしました。
 帯の文句は仰々しいですが筆者はマイペース、その時どきでテーマを決めています。
 内容は次の通り。気になる人物・事項がありましたら、『明治大正人物列伝Ⅲ』または当ブログ右列 バックナンバーからお願いします。
 

 明治大正人物列伝 Ⅲ 

    < 項 目 >
1. 1912年、明治の終わりと大正の始まり 2021.1.2
2. 北海道鉱業開発の先駆者、ベンジャミン・S・ライマン 2021.1.9
3. アムステルダムオリンピック・人見絹枝、東京五輪・東洋の魔女 2021.1.16
4. 大村藩つながり、松林飯山-楠本正隆-岡鹿門(千仞) 2021.1.23
5. 生涯を函館図書館にささげた岡田健蔵、函館の石川啄木 2021.1.30

6. 黒岩涙香『ああ無情』翻訳小説で一世風靡・急速に発展「万朝報」 2021.2.6
7. 海を走って鉄道開通、横浜~新橋 2021.2.13
8. 『奥羽の義』東北諸藩はなぜ 2021.2.20
9. 函館五稜郭設計の幕末・明治の兵学者、武田斐三郎 2021.2.27

10. 海老茶式部と自転車 2021.3.6
11. 離島から甲子園初出場・大崎高校&長崎県のいろいろ 2021.3.13
12. 角界の反逆児・革命児、高砂浦五郎 2021.3.20
13. 三重県伊勢国出身、横浜で製茶貿易に尽力した大谷嘉兵衛 2021.3.27

14. 「北京籠城」柴五郎中佐、義勇隊員服部宇之吉中村秀次郎 2021.4.3
15. うらのはたけでポチがなく、唱歌の田村虎蔵 2021.4.10
16. 岐阜県、伊吹山、『大菩薩峠』膽吹の巻 2021.4.17
17. 法を守り道理に従って人民を治めた学者、林鶴梁 2021.4.24

18. 東京墨田、明治の向島 2021.5.1
19. “医は仁術”上は徳川将軍から庶民まで治療浅田宗伯 2021.5.8
20. 速記者が眺めた名士の演説ぶり、小野田翠雨 2021.5.15
21. 幕臣の明治はジャーナリスト、栗本鋤雲 2021.5.22
22. 父ブラックは邦字新聞『日新真事誌』創刊、子は青い目の落語家・快楽亭ブラック 2021.5.29

23. 日本学術会議 初の女性会員は地球科学者、猿橋勝子 2021.6.5
24. 杉浦誠、将軍に従い動乱の京へ・最後の箱館奉行・明治の東京で漢詩 2021.6.12
25. 柴五三郎編「辰のまぼろし」、会津女子戊辰を越えて 2021.6.19
26. 漢学者・井口嘉一郎、新聞投書家・いのくちむかし、機械工学者・いのくちありや 2021.6.26

27. 紀行文も抜きんでている田山花袋 2021.7.3
28. 明治の評論家・紀行文の名手・大町桂月とゆかりの人物 2021.7.10
29. 信州白樺教育・代用教員は謄写版印刷の名手、赤羽王郎 2021.7.17
30. ジャーナリスト松本英子(永井ゑい子)、筆名・みどり子  2021.7.24
31. 『明治大正人物列伝52』けやきのブログⅡ2015年の52項目 2021.7.31

32. スポーツの話あれこれ 2021.8.7
33. 江戸生まれの水道工学者・川上新太郎 2021.8.14
34. 誰でもスポーツ、支援のために力を尽くした中村裕 2021.8.21
35. 西洋楽器製造元祖の一人、松本ピアノの松本新吉 2021.8.28

36. 伊勢原市のいろいろ 2021.9.4
37. 明治の煙草王、岩谷天狗こと岩谷松平 2021.9.11
38. 宇佐海軍航空隊、戦争遺構を保存し「平和ミュージアム」建設の願い 2021.9.18
39. 博徒で学者で漢詩人、子分が三百人ばかりの日柳燕石 2021.9.25

40. 話芸は天下一品、徳川夢声 2021.10.2
41. 登山家・植物学者「尾瀬の父」武田久吉、父はアーネスト・サトウ 2021.10.9
42. ティンブンヤー(天文屋)のウシュマイ(御主前)、岩崎卓爾 2021.10.16
43. ピンポン外交・伝説の卓球人、荻村伊智朗 2021.10.23
44. 旧幕臣の実業家、秀英社創立・労働組合結成、佐久間貞一 2021.10.30

45. 愛知県の屋根ともいわれる奥三河の篤農家、古橋暉兒 2021.11.6
46. 土方歳三を撮った箱館(函館)の写真家、田本研造 2021.11.13
47. 素晴らしい沿線風景、スロートラベル飯田線 2021.11.20
48. 明治の劇作家・長谷川時雨、夫は「雪之丞変化」作者・三上於菟吉 2021.11.27

49. 小杉放菴(未醒) 画壇の巨匠は漫画、随筆、歌文、スポーツも得意 2021.12.4
50. 岡山藩士・関新吾、新聞記者-官吏-福井県知事-社長-岡山市議 2021.12.11
51. 沖縄県令(知事)は最後の米沢藩主・上杉茂憲 2021.12.18
52. ジャーナリスト・新聞学者・小野秀雄 2021.12.25

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 WBC侍ジャパン優勝! 世界一!!! 
  ワクワク ハラハラ ドキドキ 2023年3月、毎日とても愉しかった。
  楽しく観戦、試合の後もテレビに釘付け、机に向かう暇がありません。ブログ記事がおざなりになってしまいました。
  戦い終えた栗山監督、大谷選手、ダルビッシュ選手、選手の皆さんの名言、素敵な言葉がたくさんありました。その中で岡本選手の「野球ってこんなに楽しいものなんだ」が心に響きました。
  選手の皆さん、所属チームで良いシーズンを!

 

 

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2023年3月18日 (土)

時代をうつす 永瀬洋治著『わたしの川口物語』

 2023年3月11日東京ドーム。WBC選手たちがグラウンドで輪になり東日本大震災の被災者を追悼した。そのうちの大谷翔平選手と佐々木朗希選手はともに被災地・岩手県出身とみな知っている。 佐々木投手は大震災で父と祖父母を喪い人に大きな苦労があったと思うが、素晴らしい選手に成長して大活躍! 両投手をはじめ皆さん皆さん大活躍は、私たち日本の皆を元気づけている。 これを書いている頃、侍ジャパン選手一行はチ...

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2023年3月11日 (土)

1912~1926大正期の女子

 明治は45年、大正は15年、合わせて60年、昭和はそれより長く64年。大正時代はかなり短い。 その短い時代は大正デモクラシー、二度の護憲運動・原内閣の成立により政党政治が定着、第一次世界大戦により経済が進展、外交面でも国際的地位を確保した。  ―――文化という言葉は、大正時代になってはじめて出て来た言葉で、ちやうど私(三木清)たちが高等学校時代にはじめて日本に現れてきた言葉である。さういふ言葉の...

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2023年3月 4日 (土)

明治の新聞に見る女子

 3月、雛飾りをしなくなって何年たつだろう。すっかり無精になってお内裏様、三人官女に五人囃子、雪洞もしまったままだ。 雛人形を楽しく飾っていたころ、「Aちゃんのお母さん」「B君のお母さん」と呼ばれていたが、別に何も思わなかった。 ところが、そういう呼び方を嫌がる同世代がいて、「名前で呼んでほしい」という。 そういうことを考えたこともなかったから、彼女の拘りが不思議だった。 聞けば、○○の奥さん、誰...

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2023年2月25日 (土)

小説家『江戸から東京へ』・俳人正岡子規の弟子、矢田挿雲

 『広辞苑・第七版』で[東京]をひくと ―――1868年9月(慶応4年7月)、江戸幕府の所在地であった江戸を東京と改称、京都から遷都する。 さらに、東京○○・東京△△学校など各種の施設がたくさん並んでいる。東京スカイツリー・東京湾ーアクアラインもあるが、この二つ、年にわたり愛用の『広辞苑』には出てない。 点訳ボランティアをしていた頃、先輩から辞書は著作物と同年代のものが良いと教わった。それにまた自...

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