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2010年3月27日 (土)

移動図書館で本を借りた

 遠出をした帰り道、老人ホーム前庭に市の移動図書館車が止まっているのが目に入った。そういえば図書館にご無沙汰してるしちょっと見てみようと立ち寄った。
 本を手にとれば読みたくなる。カードも何もないし誰でも借りられるのかなあとキョロキョロしていたら、白髪の女性が「係の人は玄関の中」と教えてくれた。中へ入るといきなり名前を呼ばれた。なんと知り合いの図書館員さんだ。
 4年ほど前まで近所の図書館発行の便り「ぶっくす」に本の紹介“本は呼んでいる”を寄稿していた。その縁で図書館に知り合いがけっこういる。コラムを10年間も書かせてもらって楽しみだったが、運営が変わって図書館だよりを発行しなくなった。

 書くところがなくなってさびしく図書館の人に会うと「作文ボランティア要りませんか?」と声をかけているが、用無し。そんなこともありブログを始めた。ときどきそのころ書いたものを引っぱり出してここに載せている。

 前置きが長くなったが伝記2冊を借りた。幕末明治初期に活躍した二人、一人は“人切り半次郎”こと桐野利秋で、西南戦争で西郷隆盛とともに命を閉じた人物。もう一人はお公家さんで『米欧回覧実記』岩倉使節団でも名高い右大臣岩倉具視である。

『九重の雲』闘将桐野利秋   (東郷 隆)  実業之日本社
『岩倉具視』言葉の皮を剥きながら   (永井路子)  文芸春秋

 たまたま目についた2冊だが、ともに幕末の激動を生き抜くも住む世界が違う、異なる陣地で活躍したのが対比されておもしろかった。よかったらどうぞ。又は自分なりの2冊を試してみませんか。

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