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2010年4月29日 (木)

『旧暦と暮らす』旧暦には1年が13ヶ月の年がある!

 筍ご飯食べました? 
 ずいぶん昔になりますが五月の連休伊那谷の夫の故郷の墓詣りをしました。お墓は家から少し離れたところ、林檎畑の端にあり墓地の後ろは竹藪です。水と供花をもって案内してくれた義姉がなぜか魚籠(びく)を背負っているのが不思議でした。
 私たち夫婦が線香に火を点しご先祖様にご挨拶している間に、義姉はタケノコを掘り魚籠に入れました。
 その日は遠くから私たちが来たからと親戚が集まり、山のようなご馳走です。私は高価なご馳走より筍の煮物、削り節をまぶして煮た筍に感動、せっせといただきました。
 バッカリ食いで行儀悪いですが、柔らかく煮えた筍、でも歯触りが好く香りもあってほんとうに美味しかったんです。夫の実家に行くのは年数を経ても緊張し正直おっくうです。でもあのタケノコをご馳走になれるなら行きたいです。

 前置きが長くなりましたが、『旧暦と暮らす』には「スローライフの知恵ごよみ」という副題がついています。
 暦をよく知ろうとすると数字が出てくるし何だか面倒そう。とはいえ暮らしに欠かせないし、実際の季節とズレがあります。
  その問題を解き明かしてくれるたのが松村賢治『旧暦と暮らす』、旧暦にこだわる著者は昔風の頑固な人かと思うと、さにあらず。著者はヨットで世界周航の旅、
「デンマークを出発点として大西洋、太平洋を渡って日本まで、4万2千キロ、1年9ヶ月におよぶ長い旅」をしたところから書きはじめています。

 自分は本書を古書店で買ったのですが、図書館で借りるなどして「忘れかけていた日本人の暮らしの知恵」読んでみませんか?

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