ひょっこりひょうたん島/井上ひさし
波をちゃぷちゃぷ かきわけて 雲をすいすい おいぬいて
ひょうたん島は どこへいく 僕らをのせて どこへいく
まるい地球の水平線に なにかがきっと まっている
苦しいこともあるだろさ
悲しいこともあるだろさ
だけど ぼくらはくじけない 泣くのはいやだ わらっちゃおう
進め ひょっこり ひょうたん島
ひょっこり ひょうたん島 ひょっこり ひょうたん島
ごぞんじ先頃亡くなられた井上ひさしさんのテレビ人形劇の主題歌です。二児の母となったころ夕方の楽しみでした。はじめは食事の支度をしながら耳だけで愉しんでいたのですがいつしか、ドン・ガバチョの演説に聞き惚れテレビの前に座り込んで見てました。ひょうたん島を波に浮かべてくれたのが誰かも知らず見てましたが、井上ひさしと知ってなるほど納得でした。
トラヒゲ、サンデー先生、博士、キッド坊やにマシンガン・ダンディ・・・みんな好き,、人間語が話せるライオンや他のみんなもね。
“泣くのはいやだ 笑っちゃお”声をだして歌うと元気が出ます。
井上作品で“笑い”を教わるまではガチガチの文学少女だった私、当時の自分と似た人がいたら友だちにならないでしょう。そんな人つまらないもの。
井上さんは笑いをとりながら社会批判や反戦を伝えている所がすごい。思ったことをただ伝える、それだけでも難しいのに。しかも膨大な知識がありながら「むずかしいことをやさしく ふかいことをおもしろく」て魅せてくれた作家です。
そういう天才と同じ時代の空気を吸えてラッキーでした。でも、もうちょっと長生きして欲しかった。
主題歌はひょうたん島だいすき伊藤悟著『ひょうたん島大漂流記』(飛鳥新社)より写しました。
伊藤さんは5年間一日も欠かさず「ひょっこりひょうたん島」を見続けたばかりか、書き取りまでしたそうで、井上さんから「伊藤さん ありがとう」と感謝されてます。「ひょうたん島」一ファンも「完全ガイドをありがとう」感謝です。
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