国勢調査、内地と外地の人口
もう10月も終わりだが、今年は国勢調査があった。わが家にはご近所の調査員がきた。子どもは独立し夫婦二人暮らし知られて困ることもないが、知り合いで何となくかったるい。
近ごろ調査に協力しない人もあると聞く。それは面倒だから?国勢調査ってなに?だから、それとも深い考えがあるからか。こうした疑問に応えるような本がある。
『国勢調査を調査する』(山本勝美・岩波ブックレット)で、<揺れる「調査神話」><“される側”からみた素顔><プライバシーが危ない>などの項がある。1995年発行で15年前に書かれたものなので変化してる事もありそうだが考えるよすがになった。
次の説明と数字は、『近現代史用語辞典』新人物往来社・安岡昭男編/『近代日本総合年表』岩波書店から抜き出したもの。2010年の調査結果がでたらこれに続けると興味深いかも。
国勢調査:近代国家において行政の基礎資料を得る目的で実施される統計調査。日本では人口調査のみを行う。1902年(明治35)に法律化され、1920年(大正9)に初回調査を実施。以後10年ごとと中間に調査。
1920(大正9)年10月1日
第1回国勢調査実施(内地人口5596万3053人・外地人口2102万5326人)
*外地:敗戦前の我が国の内地以外の諸地域。すなわち朝鮮・台湾・樺太・南洋群島および関東州などの総称(『広辞苑』)。
1630(昭和5)年10月1日
第2回国勢調査実施(内地人口6445万5人・外地人口2594万6038人)東京市207万529人。失業者調査も実施(全国32万2527人・東京都6万2597人)。
1955(昭和30)年10月1日
国勢調査実施(人口8927万5529人)東京都803万7084人。
1965(昭和40)年10月1日
国政調査実施、総人口9827万4961人。東京都1086万9244人。
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