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2011年11月17日 (木)

株式会社のはじまりオランダ東インド会社

Photo    東京証券取引所国会議事堂の見学に行った。東京近辺の人ばかりかと思ったらJR主催だからか、東北から参加の女性がいて感心した。
 夜、バスに乗って朝、東京駅に着くなり早速見学。その夜とんぼ返り、往復バス代一万円とか。元気と好奇心があれば秋田東京も近い。

 国会は現在TPP問題で悩ましい。その様子を議事堂内のテレビで横目に見ながら、小学生らに交じって衆議院と参議院の本会議場を見学した。さすがに古びていて歴史を感じたが、無人の議場では感慨がわかない。

 東京証券取引所こと東証も昔のニュースで見たような立会場での売買風景は消え、コンピューター売買となり電子掲示板に表示されるばかり。人の気配がない。
 写真は株価のニュースなどで見られる「丸い電光掲示」で来場者へのサービスで設置されたもの。
 上の赤い文字、回転してるので文字は読めないが銘柄と株価が表示されている。この日はゆっくり回っていたがときどきスピードアップ。取引が 活発だと早く回転する仕組みだ。が、お察しのように近ごろ回転が遅い日ばかりとか。
 “がんばろう日本”“TOPIX”の周囲にいるのは取引ではなく、不正を監視している人たち。

 株には興味もお金もなく縁がないが、株券の始まりが400年前のオランダ東インド会社と聞いてそっちが気になった。
 東インド会社はヨーロッパ諸国が貿易と植民地経営のため設立し、中でもオランダとイギリスの会社が、ついでフランスが、規模も歴史的役割も大きかった。
 <東インド>というのはヨーロッパ側からみた言葉で、地理上の発見による<西インド>と区別して古来のインドをこうよんだのだ。

 オランダとイギリスはアジアで貿易独占権と軍事の主導権を争った。日本に関してはオランダが勝ち、江戸時代を通じて貿易を独占した。長崎の出島オランダ商館はその傘下にあった。鎖国日本とはいえ、絶対主義、重商主義時代のヨーロッパ諸国と無縁でなかったのだ。

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コメント

好奇心いっぱいのぷーちゃんです。私のこと載っけてくださってありがとう (=^0^=) !!

さて、私も「柴五郎」さんに直接は関係ないですが、明治からこの大戦までのドキュメントというか歴史小説に最近は関心を持っています。

NHKディレクターご出身の宇佐美昇三さん著「笠戸丸から見た日本」という本を現在頑張って読んでいます。難しくって、一日一枚か二枚しか読めません ゚(゚´Д`゚)゚

日清、日露の戦争の事、南米移民の事、辛亥革命から、台湾への航行の事まで、40年以上をかけて幅広く丁寧に取材執筆された宇佐美さまのご苦労を思い、これも好奇心なくしてできない事業だと感じながら、読み進んでおります。

映画、「1911」も見に行きたいと思っています。
ではまた。

投稿: ぷーちゃん | 2011年11月24日 (木) 10時36分

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