東日本大震災からきょうで1年
1年経っても復興の進んでいない被災地の状況ばかり伝わってきて無力感に襲われる。
昨年の大地震当日。1月に夫を亡くしたばかりで役所に手続きに行くため、娘と駅前で待ち合わせしていた。地震直後、駅前広場は人であふれかえり、携帯はつながらず、なかなか会えなかった。
どうにか落ち合い、娘の運転で小学校へ孫息子を迎えに行った。信号がつかない交差点は怖かった。その晩、母子で停電のわが家に泊まってくれた。パパは帰宅困難で会社に泊まった。やがて生活はもとに戻った。
それが被災地では、多くの方が未だに不自由な生活を強いられている。それのみか故郷へ戻れない方も多い。 なんといってよいか、言葉にならない。せめて応援の気持ちで心を寄せていきたい。
会津若松市に役場をおいている大熊町、大熊の図書館から本を1冊も持ち出せないのです。住まいや生活ばかりか慰めとも励ましともなるものまで奪われたのです。きっとこのようなことはたくさんあるでしょう。どうか復興の進みが早まりますように。
| 固定リンク
コメント